清須呼吸器疾患研究会は2012年10月に開設して以来、呼吸器疾患の専門病院として発展してきました。
これまで間質性肺炎・COPD・喘息・肺がんなど多くの呼吸器疾患の患者さまを診療させていただき、患者数は増加しております。
これまで培ってきた実績を活かし、呼吸器病院としての専門性をさらに高め、地域に貢献していきたいと考えています。
当院の特徴
呼吸器専門医による診療
院長は日本呼吸器学会指導医(専門医の指導をする医師)、専門医です。さらに2名の専門医が在籍しております。
二次救急
24時間体制で救急医療
愛知県より二次救急病院の認定を受け24時間体制で救急医療を行っています。呼吸器症状のある方や呼吸器疾患を中心に入院治療や手術を必要とする重症患者さまに対応し、緊急入院が必要の重症な患者さまにはリカバリールームで集中的な治療を提供します。状態が安定した後、一般病床で引き続き質の高い治療を行います。
教育施設として認定
当院は日本アレルギー学会、アレルギー専門医教育研修認定施設です。院長はアレルギー学会指導医であり、さらに1名の専門医が在籍し、気管支喘息や慢性咳嗽など、内科的なアレルギー疾患の治療にあたっています。
長崎大学医学部病理学教室と提携
診断の精度を上げるため、長崎大学医学部病理学教室と提携し、診断ディスカッションをリアルタイムで行えるインターネットシステムを構築。より正確な検査診断を目指します。
遠隔病理診断とは
当院では遠隔による病理診断を行うことで、より確度の高い先進的な医療を提供しています。遠隔病理診断とは特殊な顕微鏡を用いてデジタル化した組織画像を、通信回線により遠方にいる病理医のもとへ送り、診断するシステムです。
当院では長崎大学に病理のコンサルテーションをお願いしています。標榜している「呼吸器内科」「呼吸器外科」に加え、「呼吸器病理学」からの診断が可能なシステムを構築しています。
遠隔病理診断に用いる通信システムには合同会社 医知悟(いちご)のiCOMBOXを使用。このシステムは情報セキュリティマネジメントシステムの国内基準「JIS Q
27001」を取得しており、第三者的にも情報セキュリティに強いシステムです。
呼吸器の疾患を抱えた患者さまもサポート
当院は、呼吸器疾患診療を専門とする医療法人のため、人工呼吸器をつけた患者さまや、通院が困難な呼吸不全の患者さまなど、呼吸器の疾患を抱えた方のご自宅での療養生活もしっかりとサポートいたします。
さらに、ご要望に応じてご自宅まで送迎し、当院でCTやMRI検査をしていただき、診断や治療に活かすことができます。
在宅診療をご検討中であれば、一度当院窓口までお問い合わせください。
ご家族の方に状況を詳しくヒアリングさせていただき、患者さまに合った在宅診療を提案いたします。
在宅診療とは
療養生活を不自由なく送っていただけるよう、患者さまのご自宅へ医師が定期的にお伺いし、診療にあたります。
在宅診療の対象となる患者さまは、次のような方です。
- 慣れ親しんだ自宅で、家族と共に最期のときを迎えたい方
- 身体が不自由で通院が困難な方
- 退院したものの、通院が難しい方など
急性期から慢性期まで、シームレスな診療を実現
手術や術後管理を必要とする急性期医療から、療養病棟や在宅医療の慢性期医療まで、途切れることのない医療体制を実現しています。
手術後の管理、急性増悪、人工呼吸器管理が必要な患者さまには、一般病棟で質の高い医療を提供しています。
急性期を脱して病状が安定した患者さまは、より早く社会復帰できるよう、リハビリテーションなどを通じたサポートを行います。また、地域の関連医療機関や各種施設との連携を進め、在宅診療や訪問看護で自宅復帰後のフォローにも力を注ぎます。
医療情報システムの共有化
検査・診断・治療に欠かせないカルテ・画像は、法人内の医療機関であれば、どこでも活用できる体制を確立。「はるひ呼吸器病院」、「須ヶ口クリニック」、在宅診療、すべてにおいて継続的かつ一貫した診療を受けていただくことができます。
電子カルテシステム
呼吸器の各種精密検査
まずは原因を詳しく検査
呼吸器の病気は、咳や痰、呼吸困難、胸痛や喘息に関する症状が発症します。治療は、原因となる病気によって大きく異なるため、専門の検査機器で基礎疾患を正確に診断します。
当院では、ポリソムノグラフィー(PSG)、超音波気管支鏡(EBUS)、64列CTなどを完備。呼吸器の精密検査を行うことができます。