クライオバイオプシーとは、窒素または炭酸ガスをプローブ内に循環させ、組織を凍結して採取する新しい技術です。
例えば肺がん疑いの患者さまの診断を行う際は、通常気管支鏡で生検鉗子という洗濯バサミのような道具で組織をとり、それを病理医が顕微鏡で診断を行います。
しかし、気管支鏡用の通常の生検鉗子でとれる組織の大きさは、せいぜい1mm程度、大きくても2mm程度です。組織が小さい分、病理診断が困難な場合があります。
そこで、クライオプローブという新たな生検手段が、欧米では以前から用いられており本邦でも2017年3月に保険適用となりました。
クライオプローブの先端部が-45℃の低温となり、組織を凍結し、周囲ごと引きちぎることで組織を採取します。採取できる組織の大きさは、鉗子生検での検体よりも非常に大きく、高い診断率が報告されています。これは、肺がんの組織診断や特に間質性肺炎の病理診断にも適しています。ただ、診断率が高まる分、出血や気胸の合併症頻度もやや高いですが、それでも魅力的な検査です。
当院では、クライオバイオプシー導入により診断の精度向上に努めます。
検査のご相談や患者さまのご紹介はお気軽に当院までご連絡ください!
◎愛知県清須市・北名古屋市で肺炎、肺がん、間質性肺炎等の呼吸器疾患症状でお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。
- 2018年1月31日
- |カテゴリ: 呼吸器疾患について
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2018年1月26日(金)に感染対策委員会による職員向け講習会を行いました。
今回は、「結核の現状と検査について」をテーマに、結核の診断を行う血液検査キッドの医療品メーカー様を講師にお招きし、ご講義をして頂きました。
結核についてや、結核に感染しているかどうかの診断検査についての知識を深める講義となりました。
当院ではこのような勉強会を通して、呼吸器疾患治療の向上に貢献してまいります。
◎愛知県清須市・北名古屋市で肺炎、肺がん等の呼吸器疾患症状でお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。
- 2018年1月29日
- |カテゴリ: 教育・研修・訓練
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2018年1月18日(木)に呼吸ケア教室を開催しました。今回の呼吸ケア教室では、慢性呼吸器疾患看護認定看護師 西村主任が「COPDにおける生活の工夫」をテーマに講演しました。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、主に長期間による喫煙が原因で、肺に炎症が起こり、息が吐き出しにくくなる肺の生活習慣病です。COPDは、慢性の病気であるため、治療は長期に及びます。患者さま自身が病気と向き合い、上手く付き合う能力を身につけ、生涯治療を続けていくことが必要になります。今回の講義では、自分の病気や生活をうまく管理して病気の悪化を防ぐセルフマネジメントについて説明がありました。運動療法や栄養療法、増悪の予防などを理解し、日頃から実践し、COPDと上手く付き合っていくことが大切です。
次回の呼吸ケア教室は「COPDにおける栄養管理」をテーマに、松浦管理栄養士が講演します。どなたでも参加可能です。ご興味のある方はぜひお越しください♪
次回日時
◎2018年2月15日(木)15:00~15:30
テーマ:「COPDにおける栄養管理」
講師:松浦管理栄養士
◎2018年3月15日(木)15:00~15:30
テーマ:「禁煙のメリットと最新のタバコ事情」
講師:寺澤薬局長
どなたでも参加可能です。
参加希望の方は当日直接会場(1F売店横 多目的室)にお越しください。
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- 2018年1月23日
- |カテゴリ: 呼吸ケア教室
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今回の法人広報誌では、患者さまへの新年の挨拶を掲載しています。当法人理事兼はるひ呼吸器病院院長の齊藤医師と須ヶ口クリニック院長の米田医師の、新年の挨拶となっています。
本年も地域医療に貢献できるよう、職員一同精進してまいります。みなさまの温かいご指導・ご鞭撻のほど、心よりお願い申し上げます。
201801清須の息吹
◎愛知県清須市・北名古屋市で肺炎、肺がん等の呼吸器疾患症状でお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。
- 2018年1月16日
- |カテゴリ: 広報誌
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1月の休診のお知らせ
◎はるひ呼吸器病院では、救急対応を行っております。急な発熱・喘息発作等の内科的疾患は24時間対応させていただきます。
◎愛知県清須市・北名古屋市で肺炎、肺がん等の症状でお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。
- 2018年1月16日
- |カテゴリ: 休診・外来診察情報
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