2019年6月27日(木)に呼吸ケア管理室主催の職員向け勉強会を開催しました。
今回の勉強会は、慢性呼吸器疾患看護認定看護師の西村師長が「NPPVマスクを制する者はNPPVを制す!!と言っても過言ではないくらい重要なマスクフィッティングを、体験しながら学びましょう」をテーマに開催しました。
NPPV (Noninvasive Positive Pressure Ventilation: Ventilation:非侵襲的陽圧換気)とは、侵襲的気道確保(気管挿管)なしに行う人工呼吸法です。
NPPV装着中の管理において、患者さまに治療に対する拒否感を与えてしまうか、“呼吸が楽になった感覚”を覚えていただけるか、また効果的な治療に結びつけるつけることができるか。これらは、マスクフィッティングおよびマスクの選定技術がとても大きく影響します。
今回の勉強会では、NPPVにおけるマスクフィッティングがいかに重要であるかを学ぶ機会となりました。導入時のマスクフィッティングは、患者さまがNPPVを受け入れるために非常に重要になります。どのタイプのマスクを選ぶと良いのか、各マスクの特徴や、フィッティングのコツや工夫などすぐに実践に活用できるような知識を学びました。
勉強会後半には、実際に人工呼吸器を用いて、マスクフィッティングの実習を行いました。患者さまの立場になり、マスクや人工呼吸器の感覚などを体験することで、患者さまに寄り添った看護を行えるよう取り組んでいます。
当院では、このような勉強会を通して、知識の向上、医療の質の向上に努めています。
◎愛知県清須市・北名古屋市で肺がん、肺炎、間質性肺炎等の呼吸器科の疾患症状でお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください