中日新聞尾張2018年7月12日「教えて!ドクターQ&A」コーナーで、当院の齊藤院長が回答しました。ぜひご覧ください。
A.これまで長年禁煙できずにいましたが、会社の喫煙所も撤去されることになったので、これを機会に禁煙しようと思います。禁煙外来を受診したいのですが、どういう治療をするのでしょうか。
Q.
治療法として現在主流になっているのは、バレニクリンを飲んでいただく治療となり、3ヶ月間で禁煙を行うというものです。このバレニクリンは、ニコチンを含まない薬で、少量のドーパミンという物質を体内に放出させて、脳に働いて、タバコを吸ってもおいしいと感じなくさせる薬です。そのため、以前によく使われていたニコチンパッチなどのニコチンの禁断症状を抑える薬とは違って、ニコチンによる中毒症状はでないと考えられています。ただ、副作用として、ふらつきなどが報告されており、特に服用直後は車の運転は控える必要があります。あとは、禁煙はやはり本人のしっかりとした意思が必要です。身近なところからタバコをなくす勇気が必要です。また、喫煙はニコチン中毒症という病気なんだと思って、医者と一緒に治療していくという気持ちが必要となります。あまり意固地にならずに気軽に禁煙外来を受診してみてください。
✽当院では、毎週水曜日に禁煙外来を行っています。お気軽にご相談ください。
◎愛知県清須市・北名古屋市で肺がん、肺炎、間質性肺炎等の呼吸器科の疾患症状でお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。