2018年6月14日(木)に呼吸ケア管理室主催の職員向け勉強会を開催しました。
今回の勉強会は、慢性呼吸器疾患看護認定看護師が「患者さんの求めている看護はなんですか?-COPDにおけるセルフマネジメント-」をテーマに行いました。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、主に長期間の喫煙が原因で、肺に炎症が起こり、息が吐き出しにくくなる肺の生活習慣病です。COPDは慢性の経過をたどる病気であり、長期にわたり、疾患と共に生きることを余儀なくされます。そのため、患者さまが生活の質を保つには、COPDとうまく付き合い、日々の生活をご自身が調整を行うことが重要となります。
今回の勉強会では、COPD患者さまがご自身の持つ能力で病気をコントロールし、慢性疾患にあわせたライフスタイルに変えていくために必要なセルフマネジメント(自己管理)について焦点をあてた講演をしました。
セルフマネジメントには、薬物療法、栄養療法、遠藤療法、増悪の予防などがあり、それらについて患者さまに理解いただくことが、慢性疾患のCOPDと付き合って生活していくには不可欠となります。そうしたセルフマネジメントのサポート方法について学ぶ機会となりました。
呼吸器疾患についての情報発信を行い、疾患について理解してもらうことが、呼吸器疾患専門病院としての役割です。今後もこのような勉強会を通して、職員の知識向上、そして呼吸器疾患治療の向上に貢献してまいります。
また、呼吸ケア管理室は、はるひ呼吸器病院で患者さま向け勉強会「呼吸ケア教室」を、平日(日祝を除く)15:00~15:15に毎日開催しています。呼吸に関したテーマを中心に、患者さまへ情報提供を行っています。こちらはどなたでも参加可能です。ご興味のある方は直接会場(1F 売店横 多目的室)にお越しください。
◎愛知県清須市・北名古屋市で肺がん、肺炎、間質性肺炎等の呼吸器科の疾患症状でお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。