はるひブログ

クライオバイオプシーを導入しました!

クライオバイオプシーとは、窒素または炭酸ガスをプローブ内に循環させ、組織を凍結して採取する新しい技術です。

例えば肺がん疑いの患者さまの診断を行う際は、通常気管支鏡で生検鉗子という洗濯バサミのような道具で組織をとり、それを病理医が顕微鏡で診断を行います。

しかし、気管支鏡用の通常の生検鉗子でとれる組織の大きさは、せいぜい1mm程度、大きくても2mm程度です。組織が小さい分、病理診断が困難な場合があります。

そこで、クライオプローブという新たな生検手段が、欧米では以前から用いられており本邦でも2017年3月に保険適用となりました。

クライオプローブの先端部が-45℃の低温となり、組織を凍結し、周囲ごと引きちぎることで組織を採取します。採取できる組織の大きさは、鉗子生検での検体よりも非常に大きく、高い診断率が報告されています。これは、肺がんの組織診断や特に間質性肺炎の病理診断にも適しています。ただ、診断率が高まる分、出血や気胸の合併症頻度もやや高いですが、それでも魅力的な検査です。

当院では、クライオバイオプシー導入により診断の精度向上に努めます。

検査のご相談や患者さまのご紹介はお気軽に当院までご連絡ください!

 

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◎愛知県清須市・北名古屋市で肺炎、肺がん、間質性肺炎等の呼吸器疾患症状でお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。

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